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人の形をしたものをこっそりなでなでするブログ。
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 あけましたおめでとうございました、ことしもよろしくおねがいしました(?)
 新年最初の投稿は、中古で入手したレンズについてです。とても長いので、下の【続きを読む】から続きをご覧下さい。

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 リンクで記事の途中に飛べるようにしてみました。

レンズについて

 今回入手したのはこちら。

 『Asahi Super-Takumar 1:1.8/55mm』です。綺麗でお買い得でした。
 このレンズについては『雌山亭』さんの『1.8/55の系譜』に詳しいです。ここを見る限り、『「Super-Takumar 1:1.8/55」変遷表』の『III期型A』に当てはまるため、1965~1971年の間に製造されたと推察します。

 レンズはスクリュー、カメラはKマウントなので『マウントアダプターK』を介しています。

 使い方は説明書を読めば分かりますが…手にするまで分からないことがありました。それは「アダプターをレンズに付けっぱなしにして他のKマウントレンズと同じように扱えるのか?」ということです。
 答えはNOでした。
 考え方としては、『M42のレンズをKマウントに変換する』のではなく、『KマウントのカメラをM42に変換する』というものなのですね。よって、まずカメラ本体にアダプターを取り付け、そこにレンズをねじ込むのが正しい取り付け方です。ちゃんと取り付けないと無限遠でピントが合わないそうです。

写りについて

 せっかくなので、絞りによる写りの変化を記録してみました。レンズのインプレッションとしてはあるまじきISO1600という設定ですが、今日の所はコレで勘弁して下さい。
F1.8

F2

F2.8

F4

F5.6

F8

 開放~F4くらいまでは、手前の瓶のフチと奥の瓶の反射が気になります。F5.6あたりは綺麗だなあと思います。
 最小絞りはF16まで。カメラ本体がシャッタースピードを調節しているのですが、F9あたり(目盛りがないので推測)から暗くなり始め、F11、F16となると室内では厳しいようです。あまり絞るとカメラがシャッタースピードを調節してくれなくなってしまうので、光量不足ということなのでしょう。

出かけてみた

 結果は惨敗! でしたが、旧レンズならではの現象も見られたので記録しておこうと思います。

 ピンぼけ量産ですみません。気のせいか、深い緑色の発色が鮮やかなように感じます。


 少し絞った状態で。光源が6枚羽根の絞りの形になっています。


 マヤさんの太腿の下にゴーストが出ています。


 光源に正面から向かうような角度だと、鏡筒内部の反射が写ります。


 マヤさんの右肩あたりに赤いゴースト。街灯の反射によるものと思われます。
 こうしてモノコート時代のレンズを使ってみると、コーティングの重要性を改めて感じます。

放射線について

 『Super-Takumar 1:1.8/55mm』は、一番後ろのレンズに酸化トリウム入りのガラスが使用されています。これのおかげで色滲みが少なくなるそうですが、放射性物質であること、放射線の影響でレンズが黄変(ブラウニング)することは知っておかなくてはなりません。私が入手したものも、軽症ですが山吹色のような色になっています。

 ここでも先ほどの雌山亭さんを参考にしましたが、『交換レンズ難病の治療』で「紫外線照射によって黄変が改善した」という記述があります。紫外線ライトがあるので、いずれ試してみようかと思います。

 ガンマ線に限った計測ですが、『ネコカメ』さんの『放射能レンズ』の頁に結果が載っています。発生源の線量、発生源からの距離、通常使用する環境での線量が測定されているので、信頼できると思います。これによるとカメラ後部でも自然界以上の線量を計測していますが、放射線の影響を考える時は浴びている時間も考えなくてはなりません。通常の使用では問題ないレベルだと思います。

 私も好きでトリウムレンズを選んだのではなく、55mmという画角でコンパクトなペンタックスレンズに惹かれただけのことです。現状では55mmというとDAスターレンズで、高くて手が出ません。もっと安価でコンパクトな55mmがあればなあと思います。
 ちなみに冒頭のサアラさんもこのレンズでの撮影です。クローズアップレンズで寄っているので、この画角の良さはスポイルされているかもしれませんが、ふんわり写ります。


マヤ「もじもじ…(うぅぅ…なんかすごく長々語ってる…。撮影の間寒くって、おトイレ行きたくなっちゃったんだけど…)」

 ん? マヤさんどったの? ご不浄? はばかり? もしくは、おしょん?(^ω^)

マヤ「…なんでこんな時ばっか鋭いのよバカああぁ!!」

 ばちーーーん!!

 お後がよろしいようで。
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レンフル
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自己紹介:
最初はアゾンの「マヤ」を撮影しましたが、50cmドール「はるか」のメイクをしてからというもの、休日のたびに各地を回って写真撮影する日々。ドールは好きなように楽しんでいいんだ。おいでよドール沼。
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